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絶望は無料です
Bar 山﨑文庫
絶望は無料です


撮影 清家正信
2015年12月、六本木俳優座の横で、元相棒とすき焼き屋をはじめた。山﨑文庫はその付録、洒落にすぎなかった。よくコンセプトは何かと聞かれる。そんなもの何もない。ただ、押入れへ乱雑に放置していた蔵書をカウンターに並べてみただけである。立看板に「絶望は無料です」と書いてみただけである。何か知的、文化的、政治的、宗教的なものを企図したわけではない。元相棒が蒸発し、一人になり、すき焼きをやめ、文庫だけが残った。それが実情である。その時、無駄に広い壁へ学生時代からの友人、写真家初沢亜利君が自身の写真を展示してくれた。これをきっかけに、なんちゃってギャラリーバーへと転身した。そのうち写真家や美術、出版関係者が集ってくれるようになった。2020年4月、緊急事態宣言直前に、赤坂へ縮小移転し、現在に至る。
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